【FINAL DAY 1 総評】10回目の 3×3 U18 日本選手権大会が開幕!
2023年12月10日
当協会 (JBA) が主催する U18 カテゴリーの 3×3 日本一を決める「第10回 3×3 U18 日本選手権大会 ファイナル」が12月 9 日に開幕しました。各地区の予選を突破し、東・中・西日本の各エリア大会を勝ち抜いた男女16チームが、大森ベルポート (東京都品川区) に集結。2 日間の日程で、今季の頂点をトーナメント (ノックアウト) 方式で争います。DAY 1 では 1 回戦 (ベスト16ラウンド) と準々決勝が行われ、男女のベスト 4 が出そろいました。
連覇を狙う KUKI GYMRATS…声援が「自分たちのパワーに」
まず、女子の顔ぶれから振り返ります。4 チームのうち 2 チームが昨年に続いて DAY 2 に進出しました。ひとつ目のチームは 2 連覇を狙う KUKI GYMRATS(埼玉県)です。1 回戦で高知商業 (高知県) を 21-4 で圧倒し、準々決勝では PIGEONS (広島県) を 15-10 で破りました。今年もスタンドからの大声援が選手たちを後押しした光景が印象的です。昨年に続きファイナルを戦う #3 田中美空選手は「(部員) みんなの応援が、ものすごく自分たちのパワーになっている」とコメント。スカウティングや試合の動画分析も部員の皆さんが分担して取り組んでいるため、「チームの力があって、いま私たちは戦えています」と、そのサポートに感謝していました。
もうひとつのチームは大阪薫英女学院高校 (大阪府) です。1 回戦で県立松山商業高校 (愛媛県) に 21-5 で快勝し、準々決勝では桐生市立商業高校 (群馬県) を 21-19 で振り切りました。4 人の中で唯一去年のファイナルを経験した #43 川上愛結選手は改めて、大会への想いを明かします。「(昨年) 準決勝で (KUKI GYMRATS に) 負けた後、決勝の舞台を見て悔しい気持ちが一番大きかったです。今年は最後に笑って終って (大阪へ) 帰りたいと思っています」と話しました。
また、昨年味わった悔しさを持って挑んでいるのは、LEO (石川県) も同じでした。#81 吉田夏花選手は「去年は初戦で負けてしまって悔しい思いをしました。今大会は優勝しようと思って来ています」と言いました。その言葉通り、1 回戦で作陽学園 (岡山県) を 21-10 で下すと、準々決勝では昭和学院高校 (千葉県) を 21-15 で撃破。2 年連続同じメンバーで、DAY 1 の良い流れのまま準決勝へ向かいます。
そして、ウインターカップにも出場する鵠沼高校の選手たちで構成されたシルバーG (神奈川県) は、1 回戦で NAKAMURA FREELY (福岡県) を 22-7、準々決勝で THE ONE (沖縄県) を 22-10 という 2 戦連続の快勝。力のある 4 人が勝ち上がってきました。
(写真は大阪薫英女学院高校 vs 県立松山商業高校)
劇的勝利の SIMON U18…準決勝は昨年敗れた北陸学院と
一方で男子も、ディフェンディングチャンピオンの北陸学院 (石川県) が、昨年に続いてベスト 4 に進出しました。1 回戦で佐賀バルーナーズU18 (佐賀県) を 19-14 で破り、準々決勝では B ets (鹿児島県) を 21-14 で撃破。一時リードされる場面もありましたが慌てることなく逆転につなげ、最後は #35 西海土成嘉選手がゲームを締めました。試合後のフラッシュインタビューで #2 戸田芯選手が DAY 2 へ向けて「優勝です!」と、先輩たちに続こうとする意気込みを宣言しました。また石川県勢として LEO とともに男女そろっての 4 強となります。
劇的勝利でベスト 4 入りしたのが、SIMON U18 (東京都) でした。1 回戦で明徳義塾高校 (高知県) を 21-6 で下し、準々決勝では名門・洛南高校の RACCOONS (京都府) と対戦。序盤は先行されましたが、終盤に 19-19 と同点へ並び、最後は #28 長谷川比源選手がブザービーターとなる 2 ポイントシュートを射抜きました。
さらに、SHORTS (大阪府) の戦いぶりも見事でした。1 回戦で THE THIRD (長崎県) を 21-8 で下して幸先よくトーナメントに入ると、準々決勝では習志野高校 (千葉県) との大接戦を制しました。相手はウインターカップにも出場する実力のあるチームでしたが、20-20 のどちらに勝利が転んでもおかしくない状況で、#9 外村君志朗イライシャー選手がドライブをねじ込みました。これで大阪勢も男女でベスト 4 へ駒を進めます。
また、開志国際高校 (新潟県) はタフな 2 試合を勝ち切って 4 強に名乗りを上げました。1 回戦では203㎝の留学生 #99 アッタマ ヒラリー選手を擁する bulldogs (山梨県) に 21-16 で勝ち、準々決勝では粘り強いチェシーズ (沖縄県) を 21-17 で下しました。2 ポイントシュートの精度を欠きましたが、#1 石井息吹選手の 1on1 は大会屈指の力強さがうかがえ、リバウンドで #11 藤山拓翔選手が体を張る姿も見逃せません。
(写真は RACOONS vs SIMON U18)
そんな男女ベスト 4 による準決勝は、本日13時に幕が上がります。女子の対戦カードは第 1 試合で KUKI GYMRATS と LEO、第 2 試合でシルバーGと大阪薫英女学院高校です。男子は第 1 試合で開志国際高校と SHORTS がマッチアップし、第 2 試合は北陸学院と SIMON U18 という昨年の決勝と同じ顔合わせになりました。年々、レベルのあがるU18カテゴリーの 3X3 日本一決定戦をぜひご注目ください。
【ライブ配信】10日 12:50~ (予定) DAY 2
https://www.youtube.com/watch?v=m7cHdi8oSHY
【日程・結果】第10回3×3 U18日本選手権大会
https://3x3japanchampionships-u18-2023.japanbasketball.jp/schedule-fin/